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- 関関同立で入りやすい学部はどこ?
- 理系でも入りやすい学部はある?
こういった悩みにお答えします。
目次
本記事の内容
- 関西大学の理系穴場学部
- 関西学院大学の理系穴場学部
- 同志社大学の理系穴場学部
- 立命館大学の理系穴場学部
- まとめ:関関同立で入りやすいのは関大です。
本記事の信頼性
このブログを書いている僕は同志社大学を卒業し、京大大学院に通う理系大学院生です。
僕は、関関同立の受験生に勉強を教えていた経験があり、その時に関関同立で入りやすい学部について調査しました。
その経験をもとに、最新のネットの情報や友人の情報も合わせて関関同立で入りやすい穴場学部についてそれぞれの大学別にまとめました。
関西大学の理系穴場学部
システム理工学部 数学科
環境都市工学部 エネルギー・環境工学科
化学生命工学部 化学・物質工学科
このような結果になりました。
関大は、関関同立の中でも入りやすい学部が多いのですが、その中でも受かりやすい学部学科を3つに絞りました。
どこでもいいから関関同立に入りたいという人はこの3つから選ぶことをおおすすめします。
それぞれの学部・学科の合格最低点・倍率(2019年度)
環境都市工学部|エネルギー・環境工学科 | 学部個別2/2理科1科目 | 301/550(54.7%) |
環境都市工学部|エネルギー・環境工学科 | 学部個別2/2理科2科目 | 313/550(56.9%) |
環境都市工学部|エネルギー・環境工学科 | 学部個別2/5理科設問選択 | 338/550(61.5%) |
環境都市工学部|エネルギー・環境工学科 | 全学部日程 | 341/550(62.0%) |
環境都市工学部|エネルギー・環境工学科 | 後期 | 301/550(54.7%) |
化学生命工学部|化学・物質工学科 | 学部個別2/2理科1科目 | 301/550(54.7%) |
化学生命工学部|化学・物質工学科 | 学部個別2/2理科2科目 | 328/550(59.6%) |
化学生命工学部|化学・物質工学科 | 学部個別2/5理科設問選択 | 342/550(62.2%) |
化学生命工学部|化学・物質工学科 | 全学部日程 | 316/550(57.5%) |
化学生命工学部|化学・物質工学科 | 後期 | 330/550(60.0%) |
システム理工学部|数学科 | 学部個別2/2理科1科目 | 313/550(56.9%) |
システム理工学部|数学科 | 学部個別2/2理科2科目 | 319/550(58.0%) |
システム理工学部|数学科 | 学部個別2/5理科設問選択 | 342/550(62.2%) |
システム理工学部|数学科 | 全学部日程 | 314/550(57.1%) |
システム理工学部|数学科 | 後期 | 348/550(63.3%) |
表の通り、どの学部学科も6割近辺が合格ラインになります。
また、個別日程と全学部日程でも合格難易度が変わってきますので、個別と全学で別々の学部を受験するというのも戦略の一つです。
例えば、2/2,5の学部個別では、環境都市工学部を受験し、全学部日程はシステム理工学部の数学科を受験することで合格最低点が一番低い学部を受けることができます。
もちろん、年度によって合格最低点や倍率が変わってきますのでこの戦略通りにいくかは、わかりません。
ただ、合格の可能性を1パーセントでもあげることを意識すると自分なりに考えて志望学部・学科を決めることをおすすめします。
関西学院大学の理系穴場学部
理工学部 物理学科
理工学部 化学科
理工学部 数理科学部
このような結果になりました。
そもそも、関学で理系科目で受けられる学部は少ないので、入りやすい学部は全て理工学部からの選出となりました。
とはいえ、理系の学部が少ないから関学は難しいということはありません。
むしろ、理系で関学を目指すのはとてもおすすめです。
なぜなら、関学は関関同立の中でもあまり人気がなく、倍率が低くなりがちなためです。
特に理工学部の場合、2倍を切る年もあるので、関学の理工学部は割と狙い目な学部です。
それぞれの学部・学科の合格最低点(2019年度)
理工学部|物理学科 | 全学日程 | 266.7/450(59.3%) |
理工学部|物理学科 | 学部個別日程 | 229.2/400(57.3%) |
理工学部|化学科 | 全学日程 | 252.8/450(56.2%) |
理工学部|化学科 | 学部個別日程 | 261.6/450(58.1%) |
理工学部|化学科 | 独自英数 | 239.0/400(59.8%) |
理工学部|数理科学科 | 全学日程 | 301.8/500(60.4%) |
理工学部|数理科学科 | 学部個別日程 | 379.3/600(63.2%) |
理工学部|数理科学科 | 独自英数 | 435.0/600(72.5%) |
どの学科も合格最低点が6割前後といった結果になりました。
上記のどの学部も募集人数は割と多いので、年度によって合格難易度が大きく変わるということはありません。
ですから、合格最低点だけを見ると、全学日程は化学科、学部個別日程は物理学科を受験することがおすすめです。
同志社大学の理系穴場学部
生命医科学部 医情報学科
文化情報学部 文化情報学科
理工学部 機能分子・生命化学科
このような結果になりました。
しかし、正直なところ同志社大学に穴場学部はありません。
関関同立の中ではどの学部もレベルが高いです。
そのため、関関同立というよりも同志社の中で穴場な学部が上の3つになります。
それぞれの学部・学科の合格最低点(2019年度)
生命医科学部|医情報学科 | 全学部日程 | 320/600(53.3%) |
生命医科学部|医情報学科 | 学部個別日程 | 281/500(56.2%) |
文化情報学部|文化情報学科 | 全学部日程/理系 | 321/550(58.4%) |
文化情報学部|文化情報学科 | 学部個別日程/理系 | 320/550(58.2%) |
理工学部|機能分子・生命化学科 | 全学部日程 | 321/550(58.4%) |
理工学部|機能分子・生命化学科 | 学部個別日程 | 251/450(55.8%) |
この3つの中で、理系が比較的一番入りやすい学部学科は生命医科学部の医情報学科です。
医情報学科はそもそもの募集人数が少ないため年度によって合格難易度が割と違います。
ですから、どうしても同志社に入りたいという人は、医情報学科を狙うのがおすすめです。
ただ、現役同志社生の観点から見ると
- 大学に入ってから楽しい大学生活を謳歌したい。
- 楽に単位が取れる学部学科に入りたい
といった人は、文化情報学部がおすすめです。
それくらい、入ってからのキツさが違いますね。
立命館大学の理系穴場学部
理工学部 物理科学科
理工学部 数理科学科
生命科学部 生命情報学科
このような結果になりました。
立命館大学の理系では、意外と穴場学部という学部はなく、どの学部学科もそこまで大差がありませんでした。
ただ、理工学部が平均的に合格最低点は低い傾向にありました。
それぞれの学部・学科の合格最低点(2019年度)
理工学部|物理科学科 | 全学統一理系 | 182/300(60.7%) |
理工学部|物理科学科 | 学部個別理科1科目 | 207/400(51.8%) |
理工学部|物理科学科 | 学部個別理科2科目 | 253/450(56.2%) |
理工学部|数理科学科 | 全学統一理系 | 185/300(61.7%) |
理工学部|数理科学科 | 学部個別理科1科目 | 206/400(51.5%) |
理工学部|数理科学科 | 学部個別理科2科目 | 257/450(57.1%) |
生命科学部|生命情報学科 | 全学統一理系 | 185/300(61.7%) |
生命科学部|生命情報学科 | 学部個別理科1科目 | 211/350(60.3%) |
生命科学部|生命情報学科 | 学部個別理科2科目 | 233/400(58.3%) |
立命館大学の特徴としては、学科によっては、5割ちょっとで合格できるということです。
もちろん、問題の難易度や倍率にもよりますが、学部個別理科1科目での物理科学かと数理科学科は非常に狙い目です。
ですから、理科1科目に自信があるという人は、立命館大学がおすすめです。
まとめ:関関同立で入りやすいのは関大です。
関関同立の中で、一番偏差値が低く入りやすいのは関西大学です。
また、関関同立の中で圧倒的に問題が簡単です。
正直、関大の上記のような穴場学部は近大と同じかそれ以上に入りやすかったりします。
ですから、センター試験や比較的簡単な模試が得意な人は関大1択で大丈夫です。
ここまで、関関同立の入りやすい穴場学部について記事にしましたが、一番は自分行きたいと思う大学の学部学科に行くことです。
僕は、みなさんが本当に入りたいと思う大学の学部学科を見つけるための手助けができれば幸いです。
今回は以上になります。
ありがとうございました。