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- 電気系の大学生だけど、大学院に進学しようか迷ってる。
- 就職は学部卒の方が良いのか、院卒の方が良いのかわからない。
そういった悩みにお答えします。
目次
本記事の信頼性
僕は現在、理工学部の電気工学科に所属する大学3年生で、この春休みに自分が進学する研究室を選ぶために大学院生や4年生の先輩に電気系の就職や大学院の内情についてインタビューしたので、ネットや外部からの情報ではない電気系の大学院のリアルについて記事にしました。
電気系の大学生は大学院にいった方が良いのか。
電気系に限らず理系の大学生にとって大学院に進学するか学部卒で就職するかって結構悩むところですよね。
結論から言えば大学院に進学した方が良いですね。
その理由は、
- 就職で有利になる。
- OBとのコネができる
- 無料で海外旅行ができる
上記の通り。
一つずつ解説していきます。
就職で有利になる。
これは、大学院生にインタビューして誰しもが言っていたことですね。
就職に関して言えば、院卒最強です。
もちろん、学部卒でも就職ができないなんてことはありません。
電気系に所属していてある程度の大学に通っているのであればほぼ確実に内定を取ることはできます。
しかし、大企業・優良企業となると別ですね。
大企業・優良企業になると、全国から優秀な人が集まるわけですよね。
そのため、就活の難易度も高くて、そんな優秀な人たちの中で戦わなければなりません。
じゃあ、そんな優秀な人の中から企業はどんな人材を選んでいるのか。
それは、即戦力になる人を選びます。
野球のドラフトでも、1位指名や2位指名される選手ってある程度完成されていて即戦力として使える選手が多いんですよね。
それと同じです。
理系の学生であれば、大学時代にある程度勉強はしてきているはずですから、知識なんて持っていて当たり前なんですよね。
その理論的なところから自社のサービスにどうやって応用させて利益を上げるものを作ることができるかが問われているわけですから、知識だけ持っている学部卒の学生よりも、2年間研究を積み重ねている大学院生の方が求められます。
ですから、就職を優先するのであれば理系の学生、特に電気系は大学院に進学した方が良いです。
先輩やOBとのコネができる
理系の場合、4年生になると研究室に配属されます。
その時に、自分が所属する研究室の教授や先輩のツテでその研究室のOBと話をする機会があります。
そこでOBに気に入られたりすると、コネで内定が決まったりすることがあります。
その場合、やっぱり年齢が近かったり、その研究を長く続けている大学院生の方がコネや人脈を作りやすいので、有利になることが多いです。
また、就職している先輩のリアルな情報ってすごく有益なことが多いんですよね。
実際に僕がOBの方から聞いた話で、その人は有名な鉄鋼業の会社に勤めていて、今の鉄鋼業界のリアルについて話を聞きました。
鉄って、そこまで品質を必要としない会社が多いので、品質の良くて高いモノよりも多少品質が落ちても安いものが好まれることが多く、賃金の安い中国や発展途上国からの輸入が大部分を占めるので日本の鉄鋼会社の現状は厳しいといった、その業界で働いていないとわからないようなリアルな声を聞くことができます。
このように就職や将来を考える上でネットに載っていないようなすごい有益な情報を得られることが多いので、大学院に進学して人脈を作っておくというのは重要ですね。
無料で海外旅行ができる。
これは、余談に近い話かもしれませんが無料で海外旅行をすることができます。
大学院に進学すると、学会発表というものが定期的に行われるんですが、その発表を海外ですることって多いんですよね。
その海外に行くための旅費は大学側が出してくれるんです。
学会発表自体はたった1日ですが、1日で日本に帰ってくることは少なく、だいたい2、3日海外で宿泊することが多く、その期間は学会発表という名の海外旅行になります。
年によって、行き先が違ってアメリカだったりイタリアだったりといろんな国に行くことができるので無料で海外旅行できるっていうのは大学院進学をオススメする理由の一つですね。
大学院に進学しない理由なんてお金くらいです。
ここまで、大学院に進学するべき理由について語ってきましたが、
という話をすると、ホントにないんですよね。
強いて言えば、デメリットはお金くらいです。
私立だと230万、国立だと140万円くらいかかってしまいます。
しかし、それも奨学金を使うことで補うことができます。
奨学金については下記の記事を参考にしてください。
また、就職してしまえばお金なんて後からいくらでも回収できます。
お金のために、大学院に行けなくて就職で失敗してしまったら本末転倒じゃないでしょうか。
だったら、奨学金を有効活用して大学院に進学して優良企業に就職して後から回収していく方が利口だと思います。
まとめ