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- 同志社の数学でやっておくべき問題集は?
- 同志社の理系数学の問題傾向は?
こういった悩みにお答えします。
目次
本記事の内容
- 同志社理系数学の傾向
- 同志社大学理系数学へのおすすめ問題集
- 【初学者向け】初めから解けるシリーズ
- 【偏差値50程度】 基礎問題精構
- 【偏差値60程度】1対1対応の演習
- 過去問演習
- わからないところをすぐに質問できるオンライン家庭教師がおすすめ
- まとめ:同志社の理系数学は対策次第で得点源にできます。
本記事の信頼性
このブログを書いている僕は、現在同志社大学に通っている理系大学生です。
僕は受験生の頃、同志社大学合格のため、過去問を徹底分析しました。
その経験をもとに、同志社大学の問題傾向や合格へのおすすめ問題集について記事にしました。
あなたの受験勉強に少しでも役に立てれば幸いです。
同志社理系数学の傾向
全学部(理系)数学
大門 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 |
1 | 微分法(数Ⅲ) 場合の数と確率 極限(数Ⅲ) |
複素数平面 場合の数と確率 |
三角関数 空間ベクトル 場合の数と確率 数列 極限(数Ⅲ) |
確率 複素数平面(数Ⅲ) |
確率 複素数平面 |
2 | 空間ベクトル 微分法(数Ⅲ) |
数列 | 微分法・積分法(数Ⅲ) 極限(数Ⅲ) |
空間ベクトル | 式と曲線 |
3 | 積分法(数Ⅲ) | 空間ベクトル | 微分法・積分法(数Ⅲ) | 数列 極限(数Ⅲ) 式と証明 |
数列 |
4 | 積分法(数Ⅲ) | 式と曲線 積分法(数Ⅲ) |
整数の性質 複素数と方程式 |
微分法・積分法(数Ⅲ) | 微分法・積分法 極限 |
上の表は、過去4年間の全学部日程の理系数学の傾向になります。
同志社大学は、全学部日程と個別日程の出題傾向にほとんど差がなく、問題の難易度としては、
全学部日程>個別日程
の年が多いので、全学部日程の対策をしておけば、個別日程にも対応できるようになっています。
同志社の出題傾向としては、他の関関立と比べて数Ⅲからの出題が多いです。
特に微分法・積分法に関しては毎年必ず出ますのでしっかりと対策をしておきましょう。
また、分量も関関同立の中では一番多く、時間ギリギリで解ききれるか解ききれないかくらいの時間設定がされています。
ですから、過去問を解くときはしっかりと時間配分に気をつけて本番さながらに解くことをおすすめします。
同志社大学理系数学へのおすすめ問題集
同志社大学合格への理系数学問題集のおすすめルートは、
- 【初学者向け】 初めから解けるシリーズ
- 【偏差値50程度】 基礎問題精構
- 【偏差値60程度】 1対1対応の演習
- 過去問演習
上記の通り
一つずつ解説していきます。
【初学者向け】初めから解けるシリーズ
問題レベル | 入門 |
問題数 | 普通 |
解説 | 丁寧 |
この問題集は、数学業界では有名な馬場敬之さんが執筆された問題集です。
馬場さんが書かれた問題集の特徴としては、問題が比較的易しく解説が懇切丁寧で数学の本質的な面白さに気づけます。
この初めから解けるシリーズも、教科書より簡単なレベルの問題から始められています。
また、解説も途中式の省略がなく何故その式が出てくるかも説明されている初学者にとってはこれほど始められやすい問題集はありません。
ただ、易しい問題が多く、解説もこれでもかというほど丁寧なため、教科書レベルがしっかりと理解できている偏差値55以上の学生にとっては物足りないと感じてしまうかもしれません。
しかし、そこまで問題数も多くなくスラスラと解けるような問題ばかりですので、基礎の復習という意味でもまず初めにやっておくべき問題集です。
僕自身、高校生の頃、受験勉強を始めだした高2の冬に、初めから解けるシリーズを2ヶ月で数Ⅰ・Aから数Ⅲまで一気にやりました。
すると、数学の偏差値が58から63にまで上がったので、もともと偏差値が高い人でも意外と基礎固めができていないことが多いので復習も込めて全て解くことをおすすめします。
【偏差値50程度】 基礎問題精構
問題レベル | 受験基礎 |
問題数 | やや少ない |
解説 | 丁寧 |
この問題集は、僕の大好きな問題集の一つです。
基礎問題精構の特徴としては、圧倒的に洗練された良質な問題だけを扱っているということです。
基礎問題精構のレベルは、黄チャートと同じくらいのレベルの問題で構成されています。
じゃあ、黄チャートでいいじゃないかと思う人もいるかもしれません。
ただ黄チャートと違って基礎問題精構は問題が厳選されているんです。
確かに、黄チャートを全て解けるようになれば、同志社の数学で対応できない問題はないでしょう。
それくらい黄チャートは、多くの問題を網羅できていて素晴らしい問題種です。
しかし、黄チャートにかぎらずチャート式は問題数が多くて、分厚いんですよね。
僕が受験生のときは、数学以外の勉強もしなければいけないのにチャート式の分厚い問題集を3冊やるのは精神的に無理でした。
ですから、黄チャートと同レベルの問題集で解説が詳しく良問が多い問題集である基礎問題精構で受験レベルの基礎問題を解けるようにすることをおすすめします。
【偏差値60程度】1対1対応の演習
問題レベル | 受験標準 |
問題数 | やや多い |
解説 | 丁寧 |
この1対1対応の演習は、
- 数学Ⅰ
- 数学A
- 数学Ⅱ
- 数学B
- 数学Ⅲ(微積分編)
- 数学Ⅲ(曲線・複素数編)
上記の6冊あります。
この1対1対応の演習は受験で必要な記述力を鍛えることができます。
同志社の数学でも大門1では、穴埋め式の問題が出ることが多いですが、ほとんどの問題は記述式になります。
もし、答えが間違えていても途中式があっていたら部分点がもらえますから、しっかりと記述の練習をするということが大切です。
このⅠ対Ⅰ対応の演習の解答のように記述ができれば確実に合格できますので、全ての問題を暗記するくらいの勢いでやり尽くすことをおすすめします。
この問題集は、できれば全ての単元をやって欲しいのですが時間がない人は、同志社大学頻出の数Ⅲ分野だけでも大丈夫です。
僕は、受験期の時全ての問題集を解きましたが、結局同志社の受験で役に立ったと思ったのは数Ⅲの分野だけですね。
Ⅰ、A、Ⅱ、Bも受験標準レベルの良質な問題がたくさんあるのですが、同志社の数学でしたらⅠ、A、Ⅱ、Bは基礎問題精構で十分に対応できます。
ですから、同志社数学の中でも比較的難易度が高く頻出な数Ⅲ分野だけをこの1対1対応の演習で補うというのが一番効率が良いです。
過去問演習
これは言わずもがな当たり前な話なのですが、過去問演習は必ず行いましょう。
できれば、1周と言わずに2周、3周とやることをおすすめします。
僕自身、受験生の頃、同志社の過去問は3周やりました。
その理由としては、同志社大学の理系数学は、似たような問題が頻出します。
僕が受験した2016年の同志社の個別日程では、全学日程で出た数学の問題とほぼ同じような問題が出たことを覚えています。
その大門を得点源にできて合格することができました。
ですから
- 1週目は、時間を計って解く
- 復習
- 2週目は間違えた問題を解く
- 復習
- 3周目は全ての問題が完璧になるまで解く
これができれば、余裕で同志社に合格することができます。
まとめ:同志社の理系数学は対策次第で得点源にできます。
同志社は、早稲田や慶応と違い難問はホントに出ません。
特に、ⅠA、ⅡBに関しては、受験基礎レベルの問題しか出ませんので、基礎問題精構を完璧にしましょう。
数Ⅲに関しては、同志社大学の理系数学では頻出ですので、徹底的に対策を行いましょう。
- 基礎問題精構 3周
- 1対1対応の演習 4周
- 過去問 3周
これくらい徹底的に対策ができれば、必ず合格を勝ち取ることができます。
今は、受験勉強がつらいかもしれませんが、大学に入ったら楽しいキャンパスライフが待っています。
皆さんの受験の成功を陰ながら支えることができれば幸いです。
今回は以上になります。
ありがとうございました。