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- 関関同立に合った、英語のおすすめ問題集を知りたい
- どういった手順で勉強すれば、関関同立に受かる?
こういった疑問にお答えします。
目次
本記事の内容
- 関関同立の英語は難しい?
- 関同立の英語を4STEPで攻略
- 【1STEP】偏差値50未満
- 【2STEP】偏差値50〜55レベル
- 【3STEP】偏差値55〜60レベル
- 【4STEP】過去問演習
- 【まとめ】自分の実力にあった問題集で基礎力を上げ、直前期は過去問演習で本番力を鍛える
本記事の信頼性
このブログを書いている僕は、同志社大学を卒業し京都大学大学院に通う理系大学院生です。
僕自身、関関同立を受験するにあたって、過去問研究や傾向分析を徹底してきました。
その経験から、関関同立の英語を効率よく攻略するためのおすすめルートを偏差値別で執筆しました。
関関同立の英語は難しい?
関西圏の最難関私立大学大学群である関関同立は、関西や西日本の優秀な学生がこぞって受験してきます。
実際に問題を見てみるとわかりますが基礎的な問題がほとんどで京大や阪大のような難易度の高い問題はあまり出題されていません。
関関同立は、難関国公立大学の滑り止めとして受けられているケースが多いため、難易度の高い問題というよりは基礎的な問題をしっかりと解答できるということが求められます。
関関同立に合格するためには、知識量を増やすというよりも、効率よく志望校に合わせた学習をするということが大切です。
そのため、しっかりと対策を行えば、偏差値40代からでも十分に合格を狙うことができます。
また、関関同立は、記述式の問題がほとんどありません。
例えば、関西大学の場合、学科によらず英語試験が全てマークシート形式で実施されています。
関学、同志社、立命館であっても約7割が選択式でここを確実に取ることができれば十分に合格圏に持っていくことができます。
そのため、長文を精読できる必要はなく、正解の選択肢を正しく、速く選ぶ能力が要求されます。
関関同立英語攻略へのポイント
- 選択肢問題を得点源にする
- 文法・単語学習を怠らない
- 精読よりも速く正確に
- 基礎的な問題がほとんど
下記に記す偏差値別のSTEPで効率よく関関同立英語の学習を進めましょう。
関関同立の英語を4STEPで攻略
【1STEP】偏差値50未満
- システム英単語
- 大岩のいちばんはじめの英文法
- 英語長文ハイパートレーニングレベル1
上記の通り。
一つずつ解説していきます。
システム英単語(1-600単語)
わかりやすさ | |
分量 | |
取り組む期間 | 2ヶ月 |
システム英単語(通称:シスタン)は、受験生であれば誰でも知っているくらいの知名度がある人気の単語帳です。
シスタンは、5章で構成されていて、1章から順番に受験頻出単語が並んでいます。
そのため、1章から順番に覚えるだけで、効率の良い学習ができることになります。
偏差値が50未満の学生は、英語力というよりも語彙力が圧倒的に足りていない人が多いです。
そのため、まずはシスタンの最初の600語を完璧に覚えるだけで、ある程度の偏差値までは到達できます。
おすすめのシスタン活用法は下記の通りです。
- 1日100語を和訳を隠して、間違えた問題にチェックをつける
- 600語まできたらチェックをつけた問題のみを和訳し、できなければもう一度チェックをつける
- 1と2を1ヶ月間繰り返す
上記の通り。
これができれば、最初の600語は完璧に覚えられるようになっているはずです。
大岩のいちばんはじめの英文法
わかりやすさ | |
分量 | |
問題の難易度 | |
取り組む期間 | 3週間 |
この参考書は、文法の基礎の基礎をこれでもかというほど詳しく解説されています。
そのため、
- 中学レベルの文法を理解していない
- 文法の初歩の初歩を復習したい
こういった人に非常におすすめな参考書になります。
文法は、単語と違い理屈がわかっていなければ、いくら勉強しても成績は上がらない分野になります。
そのため、わかりやすさを重視して、参考書を選ぶことをおすすめします。
この参考書は、読みやすさを重視して書かれていますので、勉強に疲れたなと思った時の気分転換として読み進めることができます。
おすすめの活用法としては、下記の通りです。
- 2週間で一周読み終える。
- 内容の理解重点に置いて、もう一度読み直す
上記の通り。
基本的には、3週間から1ヶ月程度で理解できるくらいの分量ですので、早めに終えて2STEP目に進みましょう。
英語長文ハイパートレーニングレベル1
わかりやすさ | |
分量 | |
問題の難易度 | |
取り組む期間 | 1ヶ月 |
この問題集は、東進衛生予備校の名講師である、安河内哲也さんが執筆された本で、時間がない受験生に非常におすすめな長文問題集です。
長文問題集の多くは、
分量>解説
といった体系をとっていることが多く、長文問題で大切な読解力を鍛えることが難しくなっています。
しかし、このハイパートレーニングシリーズは、
解説>>分量
といったように、解説量が半端なく、かつ非常にわかりやすく構成されています。
そのため、英語の長文にアレルギーがあるような学生でも割とすぐに1冊を終わらすことができます。
この問題集の活用法としては、
- 長文問題を解く
- わからなかった問題の解答を理解できるまで読み込む
- 次の問題に進む
上記の通り。
これを約1ヶ月ほどで終わらせることが理想です。
長文問題集は、内容を覚えてしまうことも多いため、何回も復習する必要はありません。
【2STEP】偏差値50〜55レベル
- システム英単語
- 全解説頻出英文法・語法問題1000
- 英語長文ハイパートレーニングレベル2
上記の通り。
一つずつ解説していきます。
システム英単語(1-1200単語)
わかりやすさ | |
分量 | |
取り組む期間 | 2ヶ月 |
単語は、1STEP目と同様に、システム英単語の学習を進めましょう。
ただし、601語目から始めるのではなく、1〜1200までを1STEP目の復習も兼ねて行いましょう。
- 1STEP目:1〜600
- 2STEP目:1〜1200
上記の通り。
なぜ、601〜1200ではないのかというと、人間は復習をしないと忘れるからです。
下記は、「エビングハウスの忘却曲線」と言われる有名な人間の忘却曲線を表しています。
これと比較して、定期的に復習をした場合は、下記の通りです。
このように復習をした方が圧倒的に学習効率は上がります。
そのため、単語に限らず、完全に忘れる前に復習をするということを心がけましょう。
全解説頻出英文法・語法問題1000
わかりやすさ | |
分量 | |
問題の難易度 | |
取り組む期間 | 2ヶ月 |
受験文法では、この1冊をやっておけばほぼ全ての問題に対応できると言っても過言ではないくらい非常によくできた問題集です。
分量はそれなりにありますが、本当に受験でよく出る頻出な問題を扱っています。
また、解説も詳しく執筆されており、関関同立の英語文法では、この1冊をやっておけば十分に対応できます。
おすすめな活用法としては下記の通りです。
- 問題集を解く
- 間違えた問題にチェックを入れる
- 解説を理解できるまで読み込む
- 期間を空けて間違えた問題を解く
- 3-5を繰り返す
これを、約2ヶ月程度で終わらせることが理想です。
英語長文ハイパートレーニングレベル2
わかりやすさ | |
分量 | |
問題の難易度 | |
取り組む期間 | 1ヶ月 |
英語長文は、STEP1の英語長文ハイパートレーニングのレベルを一つ上げたレベル2を使いましょう。
レベル2と言っても、難易度はそこまで難しいわけではなく、
- レベル1:受験基礎
- レベル2:受験基礎〜標準
- レベル3:受験標準〜応用
上記のイメージです。
おすすめな活用法は、1STEP目と同様で、下記の通りです。
- 長文問題を解く
- わからなかった問題の解答を理解できるまで読み込む
- 次の問題に進む
こちらも、問題の分量は、多くないため1ヶ月ほどで終わらせることが理想です。
【3STEP】偏差値55〜60レベル
- システム英単語
- 全解説頻出英文法・語法問題1000
- 英語長文ハイパートレーニングレベル3
上記の通り。
一つずつ解説していきます。
システム単語(1-1800単語)
わかりやすさ | |
分量 | |
取り組む期間 | 2ヶ月 |
単語は、1STEP目と2STEP目と同様に、システム英単語を進めましょう。
- 1STEP目:1〜600
- 2STEP目:1〜1200
- 3STEP目:1〜1800
上記のイメージですね。
ここまでくると、おそらく最初の600語はほぼ完璧に覚えられているはずですので、1800語を覚え切るのは、そこまで難しいことではないと思います。
ただ、単語は、どうしても覚えるまでに時間がかかってしまいますので、覚えられていなくても焦る必要はありません。
2STEP目と同様に、
覚えては、復讐。覚えては、復讐。
上記を繰り返しましょう。
単語力があれば、関関同立の英語で大きなアドバンテージを得られます。
全解説頻出英文法・語法問題1000
文法は、2STEP目と同様に、全解説頻出英文法・語法問題1000を進めていきましょう。
英語長文ハイパートレーニングレベル3
わかりやすさ | |
分量 | |
問題の難易度 | |
取り組む期間 | 1ヶ月 |
1STEP目と2STEP目と同様に、英語長文ハイパートレーニングのレベル3を使いましょう。
レベル3は、1や2と比べると難易度は高く、関関同立の入試問題レベルの問題が収録されています。
- レベル1:受験基礎
- レベル2:受験基礎〜標準
- レベル3:受験標準〜応用
上記の通り。
また、分量もレベル1や2と比べると少し重たくなっているため、ある程度時間をかけて進めていきましょう。
理想では、1ヶ月程度で、内容や解き方が理解できる程度にまで仕上げることです。
【4STEP】過去問演習
わかりやすさ | |
分量 | |
問題の難易度 | |
取り組む期間 | 人により異なる |
最後は、過去問演習です。やはり、過去問演習は、傾向を理解する上で非常に大切な対策です。
もちろん、過去と全く同じ問題は出題されませんが、過去の類似問題は頻繁に出題されています。
そのため、過去問を全く解いていない人と過去問を20年分解いてきた人では、英語力は同じでも合格確率は天と地ほどの差があります。
ですから、最低受験の4ヶ月前、できれば受験の半年前までには、過去問がある程度解けるレベルにまで持っていけることが理想です。
受験の直前期は、過去問演習のみに切り替えて、志望校合格を実現しましょう。
おすすめの過去問活用法としては、
- 過去問を1年分解く
- 解答を覚えるくらい読み込む
- 1.2を20年分繰り返す。
上記の通り。
ここまでできたら、まず落ちることはありません。
【まとめ】自分の実力にあった問題集で基礎力を上げ、直前期は過去問演習で本番力を鍛える
関関同立の英語攻略では自分のレベルにあった問題集で基礎力を上げることが重要です。
関関同立英語は、問題のレベルはそこまで高くありません。
そのため、基礎的な問題をいかに落とさないかが重要になってきます。
ですから、変に難易度の高い問題集に手を出すのではなく、自分のレベルにあった問題集を完璧にこなすということを心がけましょう。
そして、受験直前期は自分が受ける大学の過去問をこれでもかというほど解きまくり、研究しましょう。
皆さんが志望校に合格することを陰ながら応援しています。
今回は以上になります。
ありがとうございました。