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- 大学生の1日の勉強時間ってどれくらい?
- 理系と文系で違いはある?
こういった質問にお答えします。
目次
本記事の内容
- 大学生の1日の勉強時間ってどれくらい?
- 大学生は、なんの勉強をしている?
- 学部ごとの勉強時間の違いについて
- 勉強時間の日米比較
- まとめ:理系はきつく、文系はゆるい
本記事の信頼性
このブログを書いている僕は現在大学4年の理系大学生です。
理系と文系の勉強時間の違いや海外と日本の学生の勉強時間の違いについて気になったので調べてみました。
僕の大学生活の経験も交えて記事にしましたので参考にしてみてください。
大学生の1日の勉強時間ってどれくらい?
参考:students lab
- 3時間以上 6%
- 2時間以上 11%
- 1時間以上 24%
- 30分以上 17%
- 30分未満 11%
- ほとんどしない 32%
上記の通り。
ほとんど勉強しないという人が32%で一番多い結果になりました。
よく、大学生は人生の夏休みと言われることがあるように、日本の大学生は思った以上に勉強していないことがわかります。
ただ実際には、毎日勉強している人は少ないだけで、テスト前になったら割とみんな勉強しています。
大学生は、なんの勉強をしている?
参考:students lab
- 大学の授業のため 65%
- 資格勉強のため 40%
- 語学学習のため 23%
- アルバイトのため 5%
上記の通り。
大学の授業のためが65%で一番多い結果になりました。
また、次に多いのは資格勉強のためといった結果になりました。
大学生が主に取得する資格として
- TOEIC
- TOEFL
- 簿記
こういったものがあります。
この中でも一番多いのは、TOEICですね。
TOEICのスコアは就活においてめちゃめちゃ重要です。
まず、企業のESでTOEICのスコアを聞かれないことはないくらい英語力を測る指標としてTOEICは頻繁に使われています。
- 文系だったらTOEIC800点
- 理系だったらTOEIC700点
を取れると就活で他の就活生と差別化できるので、早い目に英語学習をすることをおすすめします。
また、アルバイトのために勉強するという学生が5%でした。
これは、おそらく塾講師や家庭教師などのアルバイトをしている学生です。
塾講師や家庭教師などのアルバイトをしている学生は、バイトで勉強を教えることだけではなく、
- 授業の予習
- 添削
こういったことに時間を使わなければいけないため、アルバイトのために学習時間を設けます。
学部ごとの勉強時間の違いについて
1週間の授業に関する学習時間について
参考:文部科学省
上記の通り。
特徴的なのは、理学、工学、芸術、保険分野は相対的に学習時間が長く6時間以上の人が約4割といった結果になりました。
理工学、芸術分野の勉強時間が多い理由としては、
- テストが難しい
- 出席点が少ない
- 留年率が高い
こういった理由が挙げられます。
文系学部は出席点が多く、テストも過去問の暗記だけで乗り切れることが多いですが、理系は、テスト重視で難易度も高いため必然的に単位も取りづらい科目が多いです。
そのため、授業に対する意識も高く、勉強時間が多いと考えられますね。
それくらい、同じ大学でも理系と文系で単位取得の難易度が全く異なります。
勉強時間の日米比較
平均学習時間(学年・分野別)
参考:文部科学省
上のグラフの通り、日本人と米国人では、学習時間に大きな違いが見られました。
- 日本人学生は1年生は比較的勉強時間が短く、学年が上がるにつれて勉強時間が伸びる傾向にあります。
- 逆に米国人学生は、1〜4年生までほぼ、勉強時間の割合は変わらない
といった結果になりました。
また、日本人の理系大学生は、大学4年から急激に勉強時間が増えます。
この理由は、大学4年から専門の研究が始まる大学が多いからです。
理系学部の学生は、
- 大学3年までは、講義形式で理論的な勉強をします。
- 大学4年からは、研究室に配属されて、より実践的な研究を開始します。
ですから、4年生は普段の学習に加えて、研究や卒論も執筆しなければいけないので、非常に忙しくなります。
授業に関連した学習の時間(学年別)
参考:文部科学省
日本と米国の学生の大きな違いは、この授業に関連した学習時間の違いですね。
上のグラフの通り、
- 日本人学生の授業に関連した学習時間はほとんどの学生が5時間未満
- 米国人学生の授業に関連した学習時間はほとんどの学生が6時間以上
こういった結果になりました。
世界と比べて日本の大学生の授業に対する意識が低いことがわかります。
では、どうしてこんなに米国と日本で授業関連の学習時間に違いが生まれたのでしょうか。
それは、留年率の違いと文化の違いがあります。
米国と日本の大学の留年率の違い
- アメリカの大学入学後6年以内に大学を卒業した学生は全体の約60%
- 日本の大学入学後4年以内に卒業した学生は全体の約90%
上記の通り。
アメリカと日本ではそもそも、大学の卒業難易度が圧倒的に違います。
日本人の学生で4年で大学を卒業できない人は、学部学科にもよりますがいわゆる『落ちこぼれ』です。
しかし、アメリカは、4年で卒業できなくて当たり前。
むしろ、4年で卒業する方が珍しい。
こういった違いがあります。
米国と日本の文化の違い
アメリカの大学の特徴としては、
- 大学は、就職予備校ではない
- 30代、40代がザラにいる
- 課題の量が異常
こういった特徴があります。
現代の日本人学生のほとんどが
- 大学進学
- 4年で卒業
- 就職
こういったルートを通ります。
ですから、大学は就職をするための通過点としての位置付けになっています。
でも、アメリカの場合
- 高校卒業
- 就職
- A大学進学
- B大学編入
- B大学卒業
- 就職
こういった風に、人によってルートが全く違います。
高校を卒業して、大学進学への資金を貯めてから大学に進学する人もいますし、
大学を1回卒業してから、また違う分野の勉強をしたいために、大学に入り直す人もいます。
そのため、アメリカの大学生は、30代40代の人がザラにいます。
ですから、必然的にアメリカの大学生はとても意識が高い学生が多いです。
また、アメリカの大学の課題の量は異常なほど多いです。
日本人学生は、授業があって、その復習を家でちょこっとすればそれで対応できます。
でも、アメリカの大学は予習、復習を徹底的にしないと授業についていくことができませんし、毎回の課題もホントに多いようです。
こういった、授業の難易度の違いも日米の学習時間の違いの理由の一つになります。
まとめ:理系はきつく、文系はゆるい
今回は、文系と理系の勉強時間の違い、米国と日本の勉強時間の違いについて記事にしました。
結論としては
- 理系と米国は忙しい
- 文系は楽
こういった結果になりました。
実際、僕は理系なのですが、文系と理系の単位取得の難易度は全く異なります。
本音としては、
といつも思っています笑
ただ、理系の学生に朗報があります。
理系は就職に関してはめちゃめちゃ強いです。
ですから、将来的なことを考えると理系は割とお得ですね。
詳しくは下の記事が参考になります。
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理系と文系では年収に格差がある? それぞれの年収について調べてみた。
続きを見る
今回は以上になります。
ありがとうございました。