はてな
- 関関同立の数学の難易度は高い?
- おすすめな問題集は?
- 効率のよい勉強法は?
こういった疑問にお答えします。
目次
本記事の内容
- 関関同立の数学は難しい?
- 関関同立の数学を4STEPで攻略!
- まとめ:関関同立数学は、志望校に合わせた対策が大切
本記事の信頼性
このブログを書いている僕は、同志社大学を卒業し、京大大学院に通う理系大学院生です。
僕自身、受験生の頃数学の勉強で挫折し、色々な問題集に取り組んできました。
その中から、関関同立に受かるために本当に使えると思った問題集を厳選して、難易度別に分けた解説記事を執筆しました。
関関同立の数学は難しい?
関西圏の最難関私立大学大学群である関関同立は、関西や西日本の優秀な学生がこぞって受験してきます。
実際に問題を見てみるとわかりますが基礎的な問題がほとんどで京大や阪大のような難易度の高い問題はあまり出題されていません。
関関同立は、難関国公立大学の滑り止めとして受けられているケースが多いため、難易度の高い問題というよりは基礎的な問題をしっかりと解答できるということが求められます。
関関同立に合格するためには、知識量を増やすというよりも、効率よく志望校に合わせた学習をするということが大切です。
そのため、しっかりと対策を行えば、偏差値40代からでも十分に合格を狙うことができます。
下記に記す偏差値別のSTEPで効率よく関関同立数学の学習を進めましょう。
関関同立の数学を4STEPで攻略!
【1STEP 偏差値40代】初めから始める数学で解法を覚える
わかりやすさ | |
分量 | |
問題の難易度 | |
取り組む期間 | 2ヶ月 |
この問題集は、基礎の基礎からの説明をこれでもかというくらいわかりやすく解説されているため、基礎が定着していない偏差値40代くらいの学生にぴったりな問題集です。
偏差値が50に届いていない人は、変に応用問題をしてしまっていたり、そもそもの公式を覚えていないという人がほとんどです。
そのため、問題演習に取り掛かる前にしっかりと基礎固めをすることが大切です。
- 初めから始める数学で内容を理解する
- 初めから始める数学で解法を覚える
- 問題演習をする
上記の通り。
まずは、この参考書の説明を読んで、内容を理解し解法を覚えるということから始めることをおすすめします。
数学ができる人とできない人の違いは、地頭の良さではありません。
もちろん、地頭も多少なりとも関係はしてきますが、受験問題を解くために必要なことは、解き方を知っているかどうかです。
ですから、まずは上記の参考書を用いて解き方を完璧に覚えてから次の問題集に移りましょう。
【2STEP 偏差値50-55】基礎問題精構で基礎を固める
わかりやすさ | |
分量 | |
問題の難易度 | |
取り組む期間 | 3ヶ月 |
基礎問題精構は、名前の通り基礎的な問題が網羅されている問題集です。
受験生の中には基礎的な問題と簡単な問題を同列で考えている人がいますが全く違います。
ここでいう基礎というのは、入試問題の中の基礎といった意味で、決して簡単な問題であるわけではありません。
そのため、この問題集で解けない問題がたくさんあっても全然悲観する必要はありません。
むしろ、解けない問題が多い方がこの問題集の価値は高まります。
というのもこの問題集は、チャート式でいう黄チャートと同じくらいの難易度の問題で形成されていますが問題数は黄チャートの3分の1程度しかありません。
そのため、厳選された問題のみで構成されており、入試の基礎問題を効率よく攻略する上ではもってこいの問題集になります。
- 黄色チャート:約250問
- 基礎問題成功:約90問
上記の通り。
基礎問題精構は、問題数が厳選されているため、限られた期間でも複数回解くことができます。
数学の習熟度を上げるためには、
- 厳選された問題を何周も解く
- 初見の問題をたくさんとく
上記だと前者の方が圧倒的に効率が良いです。
というのも、人間は忘れることを止めることができないため、同じ問題を複数回繰り返すことによって、定期的に思い出す必要があります。
ですから、黄チャートのような分厚い問題集をするよりも基礎問題精構のような限られた問題を複数回解いた方が身につきやすいということです
基礎問題精構の使い方
- 例題を解く
- 間違えた問題にチェックをつけて、最後まで終わらせる
- 間違えた問題をもう一度解き、解けなかった問題にチェックを入れる
- 3を繰り返し、全て解けるようになるまで演習する
上記の通り。
これを約3ヶ月で数学ⅠAから数学Ⅲまで終わらせることが理想です。
【3STEP 偏差値55-60】1対1対応の演習で頻出分野の演習を積む
わかりやすさ | |
分量 | |
問題の難易度 | |
取り組む期間 | 人によって異なる |
最後に、偏差値55−60レベルの受験生におすすめな問題集として紹介するのは『1対1対応の演習』です。
この問題集は1冊ずつの問題数は、そこまで多くないため、非常に取り組みやすいです。
しかし、数学Ⅰ、A、Ⅱ、B、Ⅲ(微積)、Ⅲ(複素数平面)全てやり切ろうと思ったら結構な時間がかかってしまいます。
また、難易度も基礎問題精構の一段階上の難易度となっているため、全てやり切ることはあまり得策ではありません。
では、どのように活用すれば良いかというと、自分の苦手な分野や自分の受験校で頻出な分野だけを対策するということがおすすめです。
例えば、同志社大学の過去問では微分積分が頻出なため、1対1対応の微積のところだけをやって重点的に対策する
こういった感じで、分野を絞って対策をすることで効率よく学習を進めることができます。
【4STEP】過去問演習で本番力を身につける
最後の4STEP目は過去問演習です。
関関同立は、難関国立大学と比べると、それぞれの大学の入試問題に大きな傾向があります。
例えば、関西大学の英語はマークシート方式など。
数学に限らず、過去問を解くということは受験をする上では必須になります。
特に、関関同立では、過去問を解いているかいないかで、合格率が天と地ほどの差があります。
また、全日程や個別日程の傾向にほとんど違いがないため、過去問対策もそこまで時間は要しません。
そのため、
- 過去問を10年以上できれば20年分を本番形式で解く
- わからなかった問題を繰り返し解く
- 最後に3年分、本番形式で解く
ここまでやると、確実に合格圏内に入れます。
まとめ:関関同立数学は、志望校に合わせた対策が大切
ここまで話したことの繰り返しになりますが、関関同立対策は、それぞれの大学の入試問題や自分のレベルに応じた問題演習が大切です。
そのため、基礎が終われば過去問を解いていくことをおすすめします。
- 基礎問題精構で基礎を固める
- 過去問を解いてみる
- 苦手な分野を見つける
- 苦手分野を1対1対応の演習でなくす
- 過去問演習を10年分以上する
上記の通り。
基本的には、入試問題に合わせた対策をすることで、短期間でも関関同立数学で合格点を取れるようになります。
ですから、色々な問題集に手を出さずに1冊を完璧にするように心がけましょう。
今回は以上になります。
皆さんの合格を陰ながら応援しています。
ありがとうございました。