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- 産近甲龍の序列はどこが高い?
- 偏差値や就職先の違いは?
こういった疑問にお答えします。
目次
本記事の内容
- 産近甲龍の4つの大学は?
- 産近甲龍を偏差値で徹底比較!
- 産近甲龍を就職先で徹底比較!
- 産近甲龍の平均年収
- 【まとめ】受験難易度:近大 就職力:近大・甲南大 年収:京産
本記事の信頼性
このブログを書いている僕は、同志社大学を卒業し京都大学大学院に通う理系大学院生です。
僕自身、受験期の頃、産近甲龍でどの大学を受けるべきかを非常に悩みました。
その経験から、産近甲龍を分野別で徹底比較した記事があれば便利だと思い、本記事を執筆しました。
産近甲龍の4つの大学は?
産近甲龍は、関西の準難関私立大学の大学群を表しており、関関同立と摂神追桃の間に位置する大学群になります。
それぞれの大学は下記の通り。
- 京都産業大学
- 近畿大学
- 甲南大学
- 龍谷大学
関西人であれば、一度は耳にしたことのある大学ばかりだと思います。
特に、近畿大学は日本の大学で、志願者数が1位となっており、全国でも非常に人気のある大学です。
人気の理由としては、近畿大学はマグロの養殖で世界最高峰の研究を行なっているため、ニュースなどで取り上げられることが多いのが要因の一つです。
また、この4大学は、関関同立の滑り止めとして受験されることが多く、幅広い偏差値帯の学生から関心があります。
今回は、この4つの大学について、偏差値や就職先で比較検討していきたいと思います。
産近甲龍のブランド力は?
産近甲龍の大学別の評価は一昔前とは、大きく変化しています。
1990年ごろ:京産>=甲南>龍谷>近畿
現在:近畿>京産>=甲南>龍谷
上記の通り。
諸説ありますが、現在の世間一般からのイメージでは、近大がトップになっています。
1990年ごろに、最下位だった近大が大躍進を遂げていることがわかるかと思います。
この理由としては、近大マグロや学生数の多さなどによって、全国的な知名度を手に入れたことが大きいのではないかと思われます。
そのため、実際の難易度と世間からの評価には、少し乖離がありますね。
逆に甲南大学は、昔は優秀な学生がいるイメージでしたが、昨今はブランド、学力ともに低下ぎみです。
ただ、年配の方達からの評価はまだまだ高めですので、就職は甲南大学が強い傾向にあります。
産近甲龍を偏差値で徹底比較!
上位学部で比較
順位 | 大学名 | 偏差値 |
1 | 近畿大学(医学部を除く) | 57.5 |
2 | 龍谷大学 | 55 |
3 | 京都産業大学 | 52.5 |
3 | 甲南大学 | 52.5 |
※参考:みんなの大学情報
上記の通り。
近畿大学が偏差値57.5とトップとなりました。
近畿大学は、最近では関近同立と言われるくらい、偏差値が関西大学と同程度まで上がってきており、今後も上昇していくと思われます。
この理由としては、やはり日本トップの受験者数を誇る大学であるため、必然的に倍率が高くなり入試難易度も高まっていると考えられます。
また、関関同立の滑り止めとして、近大を選ぶ学生が多いため、レベルの高い受験者もある程度存在し、偏差値は高めになっています。
甲南大学と京都産業大学は、どちらも偏差値52.5となっており、産近甲龍の上位学部であっても比較的入りやすい大学と言えるでしょう。
下位学部で比較
順位 | 大学名 | 偏差値 |
1 | 京都産業大学 | 47.5 |
1 | 甲南大学 | 47.5 |
3 | 近畿大学 | 42.5 |
4 | 龍谷大学 | 40 |
※参考:みんなの大学情報
上記の通り。
上位学部と比べると下位学部は、大学によって偏差値の差が激しい結果となりました。
特に近畿大学は、上位学部は偏差値が57.5もあったことに対して、下位学部は42.5となっているため、上位層と下位層の開きが大きいことが伺えます。
逆に、甲南大学や京都産業大学は、上位学部と下位学部の偏差値の差が5しか離れていないため、学部による難易度は大きく変わらないことがわかります。
また、関関同立と比べると、産近甲龍は偏差値40代の学部も多いことから難易度としては大きな開きがあります。
総合
総合的に大学の難易度を比較すると
近大>京都産業=甲南>=龍谷
上記の通り。
近大をトップに持ってきた理由としては、やはり医学部の存在が大きいです。
関関同立・産近甲龍の中で唯一医学部がある近畿大学は、産近甲龍のなかでも一目置かれる存在です。
産近甲龍を就職先で徹底比較!
次に、産近甲龍の就職力についてです。
ここでは、有名企業400社への就職率で序列を分けました。
ただ、有名企業へ入ることが目標ではなく、自分から無名のベンチャー企業や公務員を選ぶ学生も少なからずいるため、あくまで参考程度の指標だと考えてください。
順位 | 大学名 | 有名企業への就職率(%) |
1 | 近畿大学 | 9.9 |
1 | 甲南大学 | 9.9 |
3 | 京都産業大学 | 8.9 |
4 | 龍谷大学 | 8.3 |
※参考:東洋経済
上記の通り。
有名企業400社への就職率は、近畿大学と甲南大学が9.9%でトップとなりました。
ちなみに関関同立の平均値は24%となっており、関関同立と比べると就職力は劣るといった結果となりました。
ただ、近畿大学や甲南大学では、約10人に1人が有名企業に就職できているため、しっかりとした対策を行えば大手企業への就職も十分に狙うことができます。
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また、偏差値と比べると甲南大学の就職力が強いことがわかります。
この理由としては、甲南大学は少人数教育に力を入れていて、教授と話す機会が他大学より多いことが考えられます。
少人数教育により、自然と下記のスキルが身につきます。
- 英語力
- コミュニケーション能力
上記の通り。
こういった就活で必要とされるスキルが高い学生が多いため、就職力が産近甲龍の中でもトップに位置付けています。
産近甲龍の平均年収
順位 | 大学名 | 平均年収(万円) |
1 | 京都産業大学 | 476 |
2 | 甲南大学 | 467 |
3 | 近畿大学 | 446 |
4 | 龍谷大学 | 413 |
上記の通り。
大学別の平均年収は、京都産業大学がトップで476万円となりました。
有名企業の就職率では、3位だった京都産業大学ですが、平均年収では高い水準となっています。
この理由としては、京都産業大学や大阪経済大学は、昔は今と比べて難易度が高く、人事からの評価が産近甲龍の中でも高めでした。
そのため、40代、50代の京都産業大学出身者は、年収が高めの傾向にあり、平均年収を釣り上げています。
しかし、今後は落ちてくる見込みであり、甲南や近大が追い抜いていくと思われます。
ですから、大学選びには、平均年収よりも就職力を重視することをおすすめします。
【まとめ】受験難易度:近大 就職力:近大・甲南大 年収:京産
今回は、産近甲龍を偏差値や就職で徹底比較してきました。
結果としては、
- 受験難易度:近大
- 就職力:近大・甲南
- 年収:京産
上記の通り。
総合的に見ると、産近甲龍の中で一番おすすめな大学は近畿大学となります。
ただ、受験難易度に対する、就職力の良さを加味すると甲南大学がコスパの良い大学と言えます。
このように、産近甲龍の中でも、それぞれの大学で結構な違いがあることがわかります。
しかし、大学名やブランドというよりも、自分が学びたい学問を学べる大学を選択することをおすすめします。
皆さんの大学選びの参考になれば幸いです。
今回は以上になります。
ありがとうございました。