はてな
- 理系の就活のスケジュール感ってどんな感じ?
- 理系の就活で本選考前にやるべきことは何?
こういった疑問にお答えします。
目次
本記事の信頼性
このブログを書いている僕は京都大学の修士学生です。
僕は、某大手企業のエンジニア職として内定をもらいました。
その経験をもとに理系が本選考前にやるべきことについてご紹介します。
理系の就活スケジュール
大学生が就活をする時期というのは、だいたい3年の7月ごろからだと言われています。
ただ、理系大学生の多くの学生は、
- 大学の授業
- 研究
- レポート
こういった課題に追われていることが多いので文系より、遅めに始める人が多いですね。
そのため、就活を3年(修士1年)の夏から始める人と本選考から始める人に二分化するイメージです。
ただ、就活を早めに始めるか、遅めに始めるか、どっちの方が良い就職ができるかと言ったら『圧倒的に前者』です
就活は、正直早いもの勝ちの勝負です。
重要なのは就活には、スタートラインが同じではないことです。
今まで、
- 大学受験
- 大学の定期テスト
こういった試験で合否が決まるようなものは、必ず、みんなが同じ日にちに同じ試験を受けて合否が決まりますよね。
でも、就活はそうじゃないんですよね。
特に理系の場合は、
- インターンシップからの内定
- 本選考
- 学校推薦
- 教授推薦
- 就職エージェントを使った内定
同じ企業でもその企業に入社するためのルートは数多く存在しています。
ですから、
みんながまだ就活に本腰を入れていないからとか、
理系で研究やレポートが忙しいからとか、
そういった理由で就活を後回ししてしまうと本当に痛い目にあいます。
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理系が就活の本選考前にやるべきこと6選
それでは本題の理系が本選考前にやるべきことについてご紹介します。
- インターンに参加する
- 志望業界を決める
- 自分が入社したい企業を10社以内に絞る
- ゴールから逆算する
- ESに書く内容を事前にワードで打っておく
- プロのアドバイザーにESを添削してもらう
上記の通り。
インターンシップに参加する
まず、就活前にやるべきことは、
インターンシップに参加する
ということです。
人によっては、
はてな
- インターンに参加しても内定をもらえるわけではないし意味ないんじゃないの?
- インターンは選考の募集人数が少ないから難しいのでは?
こういった疑問を持っている人がいると思います。
正直、これに関しては一理あります。
インターンに参加したからと言って、ほとんどの企業では内定をもらえることはありませんし、選考に関係のない企業も多くあります。
ただ、インターンに参加することの最大のメリットは本選考の予習ができることです。
インターンに応募することで本選考の前に
- エントリーシートの執筆
- 面接の経験
こういった本選考で大切な準備をすることができます。
この経験値があるのとないのとでは、学生の就活力が全く違います。
僕の周りの友人でもインターンに参加していた人の内定率と参加していなかった人の内定率は、大きく違っていました。
それくらい、就活の疑似体験ができるインターンは非常に価値があります。
ですから、インターンシップは
- 企業の就労体験
- 業界研究・企業研究
- 早期選考
上記だけでなく本選考のための練習も兼ね備えているので参加することをオススメします。
志望業界を決める
インターンシップに参加した次にやるべきこととしては、志望業界を決めるということです。
おそらく多くの学生は、
- まだ志望業界が決まっていない
- 曖昧にしか決めていない
上記のような人が多いと思います。
しかし、意外と志望業界を決めるというのは、早めにした方が良いです。
僕自身、就活を始めて最初の頃はとりあえず
- 福利厚生
- 年収
- 大企業
こういった項目で企業について調べていました。
しかし、それをして気づいたのは、業界によって求める人材が全く違うので対策が大変になるということです。
僕は、年収や福利厚生ばかりに目を向けて、企業を見ていったのですが、
- A社は、IT企業でプログラミングスキルが必要
- B社は、外資系でTOEICの点数が800点以上必要
- C社は、コンサル企業でコミュニケーション能力が必要
こういった感じで、会社によって、必要なスキルが全く違うわけです。
上記のスキルを全て身につけようと思ったら半端ない努力が必要になるわけです。
ですから、福利厚生や年収も大切ですが、
- まずは、自分にあった業界はどんな業界なのか。
- 自分はどういった仕事を今後30年、40年続けていきたいのか。
こういったことを考えることが先決になります。
業界研究については下記のサイトが参考になります。
自分が入社したい企業を10社以内に絞る
次に必要なこととしては、入社したい企業を10社以内に絞ることです。
就活では、20社、30社と数多くの企業を受ける
これが当たり前だと思っている人がいるかもしれません。
しかし、これは文系の話になります。
文系の場合、そもそも、企業の就職倍率が高いことが多くES(エントリーシート)の段階でほとんどの学生を落とすという企業も少なくありません。
そのため、ESでほとんどの企業に落とされることを見越して20社、30社と応募しておいてESが通った企業から対策をしていくといった戦略をとることがあります。
しかし理系の場合、こういった戦略をとることができません。
というのも、理系は今自分が研究している内容と、企業とのマッチ度が非常に大切になってくるからです。
例えば、大学でプログラミングの勉強を主にやっている場合、
プログラミングを必要としているソフトウェア関連の事業を行なっている企業からは、内定をもらいやすいです。
ただ、同じ業界でもハードウェア関連の事業を行なっている企業は、プログラマーはそこまで必要としていないわけです。
また、プログラミングの中でも
- JAVA
- PHP
- Ruby
- javascript
色々な言語があるため、こういった違いでも大きく異なってきます。
文系だと、コミュニケーション能力や英語力が就職の合否に関係するかもしれません。
しかし、理系の場合、自分が今研究していることがそのまま仕事に直結するため、
- 自分に合った企業を選ぶか。
- それとも、全く違う分野の企業を選ぶか
これだけで内定の難易度は大きく異なってくるわけです。
ですから、ガムシャラに数多くの企業を受けるのではなく、自分とマッチ知った企業を10社以内に絞ってエントリーすることをおすすめします。
なぜ10社以内にしぼった方が良いのかというと、就活は、『企業について知ること』が非常に重要だからです。
就活は、
- ただ、学歴が高くて
- ただ、コミュ力がある
こういったことだけで内定をもらえるほど甘くはありません。
もちろん、上記のような項目も大切なのですが、企業分析・自己分析が重要になります。
もし、自分が企業の人事の人間だったとしたら、
- 企業について何も知らない人
- 企業について徹底的に調べてきた人
どっちの方を採用したいと思いますか。
ほとんどの人が後者の方が良いと思うでしょう。
人事の人も人間ですから、やっぱり自分の会社に本気で入りたいと思う人を採用したいわけです。
しかし、20社も30社も受けていると1社に対する企業分析を十分にする時間がありません。
そうならないために、10社くらいに絞って、その10社について徹底的に調べ尽くす。
これが僕がおすすめする就活攻略の方法です。
ゴールから逆算する
では、実際に企業分析をどうやったら良いのかについて解説していきます。
おすすめな方法は、ゴールから逆算することです。
多くの就活生は、企業分析をしようと思ったら、
- その企業のホームページをみる
- 企業説明会に参加する
こういったことをしてしまいがちです。
もちろんそういったことも大切なのですが、割と効率が悪いです。
ですから、まず初めに内定者の声をきくことをおすすめです。
就活生が欲しい情報としては、その企業自体の情報ではなく、
- どうやったら内定をもらえるか
- どういった人が内定をもらっているか
ですよね。
ですから、まずは、過去問をみる感覚で、内定者の口コミを見ましょう。
僕が、実際にリアルな内定者の情報を仕入れるために使っているサイトが下記のサイトになります。
このサイトでは、企業の内定者が
- 面接の内容
- 選考過程
- 気をつけるべきポイント
など、内定者のリアルな口コミを見ることができます。
これにより、
- 面接対策
- 内定をもらうためにやるべきこと
こういったことが明確になり、就活のプランを立てやすくなります。
もし、研究内容を深く聞かれる企業であれば、自分の研究をわかりやすく説明する練習をすれば良いです。
また、圧迫気味の面接をする企業であれば、緊張せずに話す訓練をすれば良いわけです。
こんな感じで、ゴールから逆算して、就活攻略のプランを立てるということがおすすめです。
ESに書く内容を事前にワードで打っておく(12〜2月)
大学3年の3月1日から、就活が解禁になります。
理系の場合、3月になるまで何もやっていないという人も正直少なくありません。
ですが、3年の3月になって就活を始めると、そこからが本当にしんどくなります。
3月の間に、ほとんどの企業で
- ES(エントリーシート)
- 適性試験(SPI)
こういったものを受けなければいけません。
特にESは、時間が非常にかかります。
企業によっては、OpenESという、他の企業にも使えるようなESを採用しているところもありますが、多くの企業では独自のESを書かなければいけません。
しかも、このESによって、次の選考に進めるかどうかが決まるので、内容も非常に重要になるわけです。
そんな中、3月の1ヶ月の期間だけで、10社ほどのESを質、量ともに良いものに仕上げるということは正直困難です。
ESで聞かれる内容は、先ほども紹介した就活会議などでだいたいはわかります。
ですから、その内容を想定してワードに保存しておきましょう。
そうすることで、3月になってから焦ってESを仕上げるようなことはなくなります。
また、あらかじめESに書く内容を考えておくことで、
質の良い、洗練された文章を書くことができます。
理系の場合、3月を過ぎると、
- 卒論(修論)
- 研究
- 就活
こういったいろんなことを両立してやっていかなければいけないので、
就活のために時間を全振りすることができないんですよね。
ですから、3年の3月になってからは『ほぼやることがない』くらいの状況で就活に望めることが理想です。
プロのアドバイザーにESを添削してもらう
自分なりに、全力でES(エントリーシート)を作ったら、そのESを就活のプロに見てもらいましょう。
プロに見てもらうってどういうこと?
こういった疑問を持つ人がいるかもしれません。
世の中には、就職エージェントという超画期的なサービスがあることをご存知でしょうか。
就職エージェントとは、就活生が無料で、
- リクルーターとの1対1の面談
- 自分にあった企業の紹介
- エントリーシート(ES)の添削
- 面接練習とフィードバック
上記のようなサポートを受けることができます。
どうして無料でこんなサポートが受けられるのかというと就職エージェントは企業からの採用コンサルティング費用によって運営されているからです。
就職エージェントのイメージ図は下のような感じですね。
就職エージェントは、
- 企業側は、優秀な人材が欲しいため、エージェント側にお金を払う
- エージェント側が、そのコンサルティング費用で運営できる
- 学生側には、お金を使わずに、質の高いサポートを受けられる
こういった仕組みになっています。
そのため、企業側もエージェント側も学生側も、損をしないとても画期的なサービスになっています。
就活生が、この就職エージェントを使わない理由はないですね。
僕は、就職エージェントで有名な『キャリアチケット』を利用して、ESの通過率が劇的に上がりました。
また、保険として、就職エージェントから紹介された企業からの内定ももらうことができました。
こんな感じで、
- 自分が本当に入社したい企業のために、ES添削をしてもらう
- 保険として、紹介された企業で内定をもらっておく
ずるいようですが、こんな感じで就職エージェントを使うことがおすすめです。
スカウト型就活サイトを利用する
理系の就活生にもう一つおすすめしたいサービスが、スカウト型の就活サイトを利用するということです。
理系の就活には、
- 学内推薦
- 自由応募
- スカウト型
上記の3つの選択肢があります。
おそらく、ほとんどの人が、学内推薦か自由応募での就職しか知らないのではないでしょうか。
しかし、現在の少子化社会では、エンジニアの慢性的な人材不足が続いています。
そのため、就活は、企業が学生を選ぶのではなく『学生が企業を選ぶ』に変わってきつつあります。
特に理系の学生は、企業側にとっては非常に貴重な存在ですので、スカウト型の就活サイトを使うことで、学生自ら動かなくても割と良い企業からスカウトがくることも多いです。
そのため、
自分の本命企業の滑り止めとして、スカウト型の就活サイトで企業から内定をもらっておく
こういった使い方がおすすめです。
また、ある程度企業から内定をもらっておくことで、精神的にも余裕が生まれるのでおすすめです。
こんなことを言うのもなんですが、余裕がある人の方が人事の人からも評価が高く面接でもうまくいくことが多いです。
恋愛でも、モテる男って
- 浮気性だったり
- 別に女がいたり
こういった人が意外と多いです。
これは、やっぱり他に女がいるという余裕があるからモテるんだと思います。
恋愛は、複数人の女性と付き合ったらダメですが、就活においては内定をいくつもらってもOK。
ですから、手っ取り早く内定がもらえるスカウト型の就職エージェントに登録することをおすすめします。
おすすめのスカウト型就活サイトを紹介しておきます。
逆求人サイトで早期内定をもらおう
・Offerbox|業界実績No.1
※就活生の『3人に1人』が登録。求人数が多いのでおすすめです。
・キミスカ|適性検査が受けられる
※精度の良い適性検査で自己分析ができます。
・dodaキャンパス|就活生の満足度が高い
※ベネッセが運営で安心。評価してくれる企業が多めで就活に自信がつきます。
まとめ:就活は早め早めの行動を
僕が、周りのいろんな就活生を見てきて思ったのは、
なんとなく就活して、なんとなく内定をもらえた企業に入る
こういった人が多すぎる。
ということです。
これまで、
- 高校受験
- 大学受験
こういった、厳しい試験を、何年も勉強して乗り越えてきたのに就活だけは、なんの対策もせずに臨むのは非常にもったいないわけです。
ですから、就活も1年がかりで対策をしてしっかりと自分が30年40年働きたいと思う企業に入社しましょう。
今回は以上になります。
ありがとうございました。