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- 理系の成績は就職に影響する?
- 就職で大切なものは?
こういった疑問にお答えします。
目次
本記事の内容
- 成績は就職する時に関係ある?
- 研究室を選ぶ時に成績は重要?
- 大学院入試では大学の成績は重要?
- まとめ
本記事の信頼性
このブログを書いている僕は現在大学4年の理系大学生です。
僕は、就活のため、企業研究やOBへのインタビューによって徹底調査しました。
その経験をもとに、理系が就職する際、成績は影響するのかについてまとめました。
成績は就職する時に関係ある?
結論から言うと、
- 自由応募は関係ない
- 学内推薦は関係ある
上記の通り、就職の仕方によって全く異なってきます。
この2つの違いについて一つずつ解説していきます。
自由応募
まず、自由応募で企業へエントリーする場合、
成績はほぼ関係ありません。
理系の自由応募の場合、学部時代の成績よりも
- 何の研究を行ったか
- その研究が企業でどう活かせるか
これが大切になります。
もちろん、成績が悪いことで面接の時に聞かれることがあるかもしれませんが、
成績が悪いことが重要なのではなくその理由が一番重要になります。
僕の大学の先輩は、履歴書に成績が悪いことは漫画を必死になって書いていたからです。
と言う文章に添えて4コマ漫画ちょこっと書いたらそれが高評価につながって内定を勝ち取れました。
こんな感じで成績が悪いことはむしろ何かを頑張っていたと言う強みにもなり得るので、自由応募でエントリーする場合には、成績を気にする必要はありません。
学内推薦
しかし、学内推薦で就職する場合は、話が全く違ってきます。
理系の場合、多くの大学には、学内推薦という大学受験で言う指定校推薦みたいなものが存在します。
学内推薦は、企業が学生を選ぶのではなく
学生側が企業を選ぶことができます。
理系の場合、この学内推薦で就職する人が非常に多いです。
しかし、この推薦枠というものには限りがあります。
では、この推薦をもらうための順位はどうやって決めるのかというと、
学校の成績(GPA)で決まります。
ですから、
- 自由応募で企業を受けるのか
- 学内推薦で企業を受けるのか
このどちらかによって、就職への対策が全く異なってくるわけです。
とはいえ、学内推薦で企業を受けた方が
受かりやすいし、ラク
ですので、とりあえず良い成績をとるということは意識しておきましょう。
学内推薦は、院生から選べる
大学によって違うこともありますが、基本的に学内推薦は
- 院生
- 学部生
この順番で選んでいきます。
そのため
- 院生の中で成績最下位の人
- 学部生の首席
どちらの方が有利かというと、前者になるわけです。
つまり、理系で学内推薦での就職を考えているのであれば、
大学院に進学した方が良いです。
理系就職の場合、
- 自由応募
- 学内推薦
どちらに限らず院卒の方が圧倒的に有利です。
僕は、院卒と学部卒の就職先の資料を見させていただけたことがあるのですが、
学部卒の場合、大企業の技術職に就職できた人は、ほぼいませんでした。
逆に、院卒の場合、
半数以上が大企業の技術職・総合職から内定をもらっていました。
ですから、大学によっても違うと思いますが、
- 文系就職なら学部卒か院卒
- 理系就職なら院卒
ということを意識しておきましょう。
大学院は、外部もおすすめ
- 理系就職したいけど、私立の大学院に行くお金はない
- 旧帝大などの大学院にいった方が就職は有利?
こういった疑問を持っている人もいると思います。
まず、大学院は
外部受験が非常におすすめです。
その理由としては、
- 院試は割と簡単
- 倍率が低い
- 就職では最終学歴が重要
- 質の高い研究ができる
上記の通り。
大学院で外部を受けるなんて、
- 賢い人じゃないと無理なんじゃないの?
- 倍率が高いんじゃないの?
こういう風に思っている人がいるかもしれません。
しかし、院試はむしろ逆で、
受ける大学院によっては、割と簡単に入ることができます。
院試というのは、
基本的には、落とす試験というより受からす試験です。
ですから、大学受験のように、
倍率が高かったり、難易度が高い問題は基本的には出ません。
また、外部の学生を幅広く受け入れている大学院も多いので、意外と
- 東大
- 東工大
こういった大学院も入りやすかったりします。
また、
- 学内推薦の数
- 大企業・優良企業への就職内定率
こういったところもやっぱり、学歴が高い方が有利になります。
昨今、学歴社会は終わったとか、学歴は意味がないとか言われていますが、
やっぱり、企業の人事の人は、最終学歴を重んじる人が多いです。
そして、理系に関しては、設備や環境も大切になってきますので、外部の大学院に行くという選択肢は割とおすすめです。
まとめ:就職先や戦略によって成績の重要性は変わる。
この記事の結論としては、
人によって就職での成績の重要性は変わります。
例えば、
広告代理店などで営業の仕事がしたい
こういった文系就職を目標としている人であれば、
成績よりも、コミュニケーション能力やTOEICの点数を上げることが先決だと思います。
逆に、
学内推薦で大企業・優良企業に就職したい
こういった人は、大学の成績(GPA)を上げることが先決になります。
ですから、
- 自分がどうやって就職するのか。
- どの企業に入りたいのか。
こういったゴールを先に決めて、
そこから逆算してやるべきことをやる。
これがおすすめです。
皆さんの就職がうまくいくことを陰ながら応援しています。
今回は以上になります。
ありがとうございました。