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- emaxis neoはおすすめ?
- emaxis neoの特徴は?
こういった疑問にお答えします。
目次
本記事の内容
- emaxis neoとは?
- emaxisneoがおすすめできない理由4選
- どうしても、テーマを絞りたいならemaxis neoより米国個別株がおすすめ。
- 【まとめ】emaxis neoは投資上級者向け。
本記事の信頼性
このブログを書いている僕は、投資歴4年の大学院生です。
僕はこれまでに、株式投資、投資信託、FXとさまざまな投資に挑戦してきました。
現在は、投資信託を4年ほど運用しており、約18%のリターンを得られています。
この経験から、今回は人気投資信託であるemaxis neoがおすすめなのかについて記事を執筆しました。
emaxis neoとは?
emaxis neoとは、従来のような株価指数に連動する投資信託ではなく、今後伸びる可能性が高いテーマ(インフラ等)に沿った企業に投資する新しい投資信託のことを言います。
投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品
これまでの投資信託は、日経225やS&P500などの株価指数に連動した投資信託が一般的でありました。
しかし、emaxis neoシリーズは、テーマ型投資信託と言われる投資信託で投資したいテーマを選んで投資することができます。
つまり、日本全体や米国全体の株価指数に連動するものではなく、ドローンや自動運転などのテーマに沿った企業に投資するイメージです。
具体的なemaxis neoのテーマは下記になります。
- 自動運転
- ウェアラブル
- フィンテック
- ナノテクノロジー
- VR
- ドローン
- 宇宙開発
- ロボット
- 遺伝子工学
ウェアラブルとは、衣服や腕、首などに装着可能なIoT機器やコンピュータ(apple watchなど)
フィンテックとは、キャッシュレス決済などの金融とITを掛け合わせたサービスのこと
このように、今後成長が予想される魅力的なテーマが並んでいます。
実際に、ロボットやVR、ドローン等は現代社会の需要も高まっていてイメージしやすいのではないでしょうか。
emaxis neoは投資家が今後伸びると予想するテーマに沿った企業に投資できるため、投資信託と個別株の間のような商品となっています。
emaxis neoがおすすめできない理由4選
それでは、このテーマ型投資信託であるemaxis neoはおすすめなのかについて解説していきます。
結論から言うと、emaxis neoはおすすめできません。
emaxis neoがおすすめできない理由としては、概ね4点あります。
- 分散効果が薄い
- 信託報酬が高い
- 長期投資に向かない
- 上級者向け
上記の通り。
一つずつ解説していきます。
分散効果が薄い
emaxis neoがおすすめできない理由の一つ目は、分散効果が薄いということです。
そもそも、投資信託、特にインデックス投資というものは、国全体に広く分散して投資をすることでその国の成長の恩恵を受けようというものです。
基本的に、国全体のGDPは右肩上りに上昇しますので、長期的に見ればインデックス投資はほぼ確実に利益が出ます。
しかし、emaxis neoは国に投資するのではなく、テーマに合わせた投資信託になります。
つまり、そのテーマのブームが過ぎてしまったり、そもそもブームが起こらなかったりすると大きく負けてしまうこと十分にありえるということです。
特に、末にブームになっているテーマに投資をしてしまうと高値づかみになる可能性が高いです。
ブームによる高値づかみを図式化したものが下記のグラフになります。
そのため、初心者が長期的に保有するにはテーマ型投資信託ではなく無難に分散型の投資信託がおすすめです。
信託報酬が高い
emaxisneoがおすすめできない理由の2つ目は信託報酬が高いことが挙げられます。
信託報酬とは、投資信託を管理・運用してもらうための経費として、投資信託を保有している間はずっと投資家が支払い続ける費用のこと
emaxis neoはこの信託報酬が他と比べて高めに設定されています。
有名な他の投資信託と比較したものが下記の通り。
emaxis slim (S&P500) | emaxis slim (全世界株式) | emaxis neo | |
管理費 | 0.0968% | 0.1144% | 0.792% |
購入手数料 | なし | なし | なし |
これをみていただけるとわかるように、emaxis neoはemaxis slimsp500と比べると約9倍の信託報酬となっています。
下記のグラフは信託報酬の違いによる、パフォーマンスをグラフ化したものです。
このように、信託報酬が0.5%違うだけで、20年後の利益は20万円も違っています。
これは、あくまで同じ値動きをする銘柄同士を比較しているため、必ずしもこのようにはなりませんが、信託報酬は低いに越したことがないことはわかるかと思います。
レバレッジとは、経済活動において、他人資本を使うことで自己資本に対する利益率を高めること、または、その高まる倍率。
レバレッジ商品は下記の記事が参考になります。
-
-
iFreeレバレッジNASDAQ100は、長期積立投資に向いているのか?
続きを見る
長期投資に向かない
emaxis neoの最大の欠点は、長期投資に向かないということです。
先ほどもお話ししたように、テーマ型投資信託は、ブームにより値動きが大きく変わってきます。
- たまごっち
- ルーズソックス
- ウォークマン
現代社会で、こういったものを身につけて歩いている人なんていませんよね。
しかし、たった10年ほど前はウォークマンやたまごっちは革命的なアイテムの一つでした。
こういったブームは流行る時は爆発的に流行りますが、ブームが過ぎれば廃れていきます。
株式投資も同様で、今勢いのある銘柄が今後も成長し続けるとは限りません。
そのため、10年20年と長期で保有するのであれば、広く分散させることが重要です。
この点においてテーマ型投資信託である、emaxis neoは非常に劣っています。
どうしても、テーマを絞りたいならemaxis neoより米国個別株がおすすめ。
emaxis neoの買い付けを検討している多くの人は、この銘柄を普通の投資信託として、考えている人が多いと思います。
しかし実際は、米国の投資信託と米国の個別株の間をとったような商品であると言えます。
というのも、値動きとしては、米国の個別株に近い値動きを示しながら投資信託として、購入できるからです。
これだけ聞くと投資信託と個別株の良いとこどりをした魅力的な商品に聞こえるかもしれません。
しかし、個別株というのは、中短期で取引することが前提です。
これに対して、投資信託は長期保有が前提として、作られています。
そのため、emaxis neoは投資信託を中短期目線で売買できなければ、大きく負ける可能性が高い銘柄になっています。
つまり、長期保有では高い信託報酬を支払って、元本割れをする可能性が十分にあり得るということです。
そのため、このようなテーマに沿った銘柄に投資をしたいのであれば、投資信託よりも個別株を選ぶ方が無難です。
実際に、米国の個別株であれば、1株単位で簡単に購入することができますので、高い信託報酬を支払う必要はありません。
誰でもGAFAの株主になれる!?
ちなみに、今をときめくハイテク株であるGAFAの一角であるアップルは約1.3万円で購入できます。
- Google:17.4万円
- Apple:1.3万円
- Facebook:3.1万円
- Amazon:35.3万円
たった57万円でGAFAの株主になれることを意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
どうしても投資したい企業がある場合は、こういった管理費のない個別株投資をおすすめします。
【まとめ】emaxis neoは投資上級者向け。
今回は、人気投資信託のemaxis neoについて記事にしました。
emaxis neoは中短期目線で投資ができる上級者向けの投資信託です。
短気トレードで利益を出せる自信がないという人は無難に分散型投信にしておきましょう!
今回は以上になります。
ありがとうございました。