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- 1000万円でFIREしたい。
- FIREしたいけど1億円とか5000万円とか貯められない。
- お金を貯めて早く今の職場から抜け出したい。
こういった疑問にお答えします。
目次
本記事の信頼性
私は、19歳の頃からこれまで約6年間、株式投資を行なっています。
これまでに、400万以上の資産形成に成功し、レバレッジを活用して30歳までに資産3000万円でのFIREを目標にしています。
こういった経験から、今回は資産額1000万円でできるFIREを検証・考察していきます。
FIREについて
- Financial:経済的な
- Independence:自立
- Retire:退職する
- Early:早く
上記の通り。
つまり、FIREとは、早期に生活をまかなえるだけの資産を形成し、定年退職前にリタイアしてしまおうという考え方です。
今回は、このFIRE(経済的自立)に焦点を当てて考察していきます。
FIREに必要な金額は?
では、FIRE達成には、いくらぐらいの資産があればいいのでしょうか。
結論から言うとFIRE達成に当たって、具体的に必要な資産額というものはありません。
なぜなら、人によって、必要な生活費やFIRE後の支出が違ってくるからです。
【結論→可能】資産1000万円でFIREはできるの?
1000万円でFIREするためには、一般に想像するようなリタイア生活とはいかないことが大半です。
というのも、基本的にFIREをするためには年間生活費の25倍の資産額が必要だと言われているからです。
4%ルールについては下記の記事が参考になります。
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FIRE(早期リタイア)達成の具体的な手順をリスク別に徹底解説します。
続きを見る
この4%ルールを資産額1000万円に適用したと仮定すると、年間40万円の取り崩しで生活しなければなりません。
これでは、実家暮らしでも苦しい生活になってしまいます。
しかし、下記のように
- 働きながら資産運用しながら取り崩す
- レバレッジをかけて投資をする
といった方法を用いることで、資産1000万円でFIREを実現することが現実的になります。
資産1000万円でFIREする具体的な方法
今回、資産1000万円でFIREする方法の検証を行う上で、月々の支出を10万円以内にすることを前提として検証を行います。
月々の生活費を削減する方法は下記の記事が参考になります。
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【月6万円コース】生活費を圧倒的に削減した方法をすべて暴露します!
続きを見る
FIREには、主にフルFIREとサイドFIREの2種類に分けることができます。
フルFIREとサイドFIREで1000万円の使い道が変わってくるので、今回はこの2つに分けて検証・考察していきます。
サイドFIRE(セミリタイア)編
資産額1000万円でサイドFIREを実現するための具体的な方法について検証していきます。
まず、月10万円の生活費を分解して、資産の取り崩しでまかなう額と働いてまかなう額とに分けて考えてみます。
- 月6万円(取り崩し)(S&P500)
- 月4万円(労働)
現実的なサイドFIREのプランは上記の通り。
このように、資産1000万円を全世界株や債券などの高い利回りが期待できないアセットに投資するのではなく、米国のS&P500に絞って投資をすることで資産額1000万円でのFIREが現実的になります。
家賃の安い場所で気楽に働くのがおすすめ
FIREを実現した人を調査すると、ほとんどの人が家賃の安い都市に住んでいる特徴があることがわかります。
東京で月10万円の物件に住むのか、福岡や新大阪で月3万円の物件に住むのかでは毎月の生活コストが7万円も違ってきます。
つまり、仕事で住む場所を選ぶのではなく住む場所から仕事を選ぶことでFIREが現実的になってきます。
労働で稼がなければいけない額が月4万円であれば、
- バイト
- ウーバーイーツ
- 個人事業
上記のように、時間に縛られない働き方も可能になります。
このように生活費を下げることで、資産の取り崩し月6万円、労働月4万円の計10万円で気楽にサイドFIREすることができます。
フルFIRE(フルリタイア)編
先ほどのサイドFIRE編では、労働も生活の一部にしていたため、1000万円FIREも難しくはありません。
しかし、資産1000万円でフルFIRE(フルリタイア)を実現するためにはある程度のリスクを必要とします。
資産1000万円でフルFIREを実現する具体的な方法については下記の通り。
- CFDを用いて2倍のレバレッジをかけてS&P500に投資をする。
- 年間12%の取り崩しを行う
CFDとは、取引金額の一部のみを証拠金として預けることで、その金額の何倍もの取引を行うことができる投資手法です。
CFDを用いることで、米国の優良な株価指数であるS&P500に2倍のレバレッジをかけて投資することができます。
CFDを用いるメリットは下記の通り。
- レバレッジETF(投資信託)のような逓減がない
- 信用取引よりも金利コストが少ない
このレバレッジETFにもS&P500に2倍のレバレッジをかけたファンドがありますが、逓減があるため長期投資においてはあまりおすすめできません。
レバレッジETF(投資信託)や逓減については、下記の記事が参考になります。
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iFreeレバレッジNASDAQ100は、長期積立投資に向いているのか?
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このように長期運用においては逓減のリスクがないCFDがおすすめです。
金利コストにおいて信用取引よりCFDの方が優位!
信用取引における買い建てには金利コストが必要になってきます。
このように信用取引に対してCFDは、金利コストが安いまたは必要ないため、レバレッジをかけて長期運用することに向いています。
CFDを用いて年12%取り崩そう
これまでの考察結果から、CFDを用いてS&P500に2倍のレバレッジをかけて運用することでフルFIRE(フルリタイア)が現実的になります。
具体的には、
- 1000万円の資産をつくる
- CFDによりS&P500に2000万円分(レバレッジ2倍)を投資
- 毎年決済し、年間120万円分取り崩す
- 月10万円生活を継続する
上記の通り。
資産1000万円でもレバレッジを活用することで、年間12%分の取り崩しを行なっても資産が減る心配はほとんどありません。
サイドFIREの時と同様に、S&P500は、これまでの30年間で年間10%以上の成長を続けています。
これからも米国は成長し続けると予測できるため、このCFDを用いたフルFIRE(フルリタイア)は、割と現実的だと思います。
【まとめ】1000万円でFIREは、リスクを負えば可能
1000万円でFIREするための条件として、
- 月10万円の生活費
- 健康な身体
- 生活コストを抑える精神力
など様々なことが求められます。
しかし、1000万円でFIREすることは全く不可能なことじゃないですし、実際に実践している人もたくさんいます。
このように、資産額が少なくてもFIREができると知っているだけでも精神的に楽に働けると思います。